アクセス解析の見方
「アクセス解析は導入しているけれども、見たことがない、何を見ればいいかわからない」という人は1項目だけ理解してそこだけ見るということから始めて見ましょう。
例えば「どんな検索キーワードでやって来ているのか?」とか「どのコンテンツがよく見られているんだろう?」など1つだけ決めて、そこだけでも定期的に見る習慣をつけることから始めてみましょう。
「データは見るけどどこからどうすればいいかわからない!」という人は問題意識を持ってみましょう。
単にデータを眺めてみても何も得られるものはありません。けれども「1訪問者あたり5ページは閲覧していてほしい」という目標を立てた上でアクセス解析を見れば、(a)もし訪問者あたりの平均閲覧ページ数が7であれば目標より上である (b)平均閲覧ページ数が1ページであれば数が少ない、ということが見えてきます。
同時に「なぜ1ページしか見られないの?」という原因を探ろうと実際のページを見ることで、問題になっていそうなこと(1ページだけ見て帰ってしまっている要因)のヒントとなるものが得られるでしょう。
アクセス解析を見るときには「問題意識を持つ」「仮説(原因)を考える」ことが大事です。単に眺めるだけでなく、「なぜこういう結果になっているんだろう?」ということを大切にすると、今まで見えてこなかったことが色々と見えてきます。
アクセスログで探る
サイトのアクセスログを取得しているのであれば、過去にユーザーがどのような検索キーワードで来ているのか見ましょう。ただし、ログに残っているキーワードは「現在の状態のサイトで来訪しているユーザーのキーワード」です。このログにあらわれた検索回数は意味がないことに注意して下さい。
ログ上の検索回数はあくまでそのサイトの話ですから、SEM市場では膨大な検索回数があるのにあなたのサイトでは検索回数が少ないケースも考えられるからです。
つまり、キーワードアドバイスツールで表示される検索回数と、ログ上に残された検索数を比較することで機械損失の有無を見つけることができます。
検索回数は多いのにログに残された回数が少ないのであれば、(そのキーワードは見込み客獲得につながる、という前提で)対策することで売上増加に貢献する可能性があります。
同様に、ログに残された検索利用回数が少なくても自社の商品やサービスに非常に関連性が強いものがないかどうかチェックして下さい。